
残業代は貰って当たり前。
この考え方を否定するつもりはありません。
もちろん法律や会社のルールに沿った形での残業代は貰って当然でしょう。
ただ、この考え方の人は出世するのが非常に大変だという事。
そもそも残業という概念を持っている時点で時間で雇われている人間であると言ってるようなものです。
「今日は定時まで働いた。これ以上働く必要があるならそれだけの報酬をもらわないと。」という事。
これは残業の良し悪しではなく、残業というものに対する考え方の問題です。
出世とはより重要なポジションに配属するという事です。
重要なポジションになればそれだけの責任も大きくなります。
権限と責任は対になっていなければなりません。
責任が大きくなればなるほど定時という概念がなくなります。
社長は24時間会社や仕事の事を考えています。
時間外に仕事したから自分の報酬を増やせという社長はまずいません。
社長に限らず、役員や部長クラスも同じでしょう。
このように権限と責任が大きくなればなるほど定時の概念がなくなっていくのです。
逆に言うと、定時の概念を持っているようではそれだけの仕事が出来ないという事です。
プロスポーツ選手は小さいころからずっと同じスポーツをしています。
野球のイチロー選手も、サッカーの本田選手も、テニスの錦織選手も、皆そうです。
そして、学校のクラブ活動で練習して、それが終わったら外のチームで練習して、さらに自主練を繰り返してきたのです。
それが彼らにとっての普通なのです。
「17時になったから今日の練習は終わり。」なんて概念はありません。
時間がある限りずっとその事を考えています。だからこそ成長できるのです。
プロスポーツ選手に限らず一般的な社会人も同じです。
その事だけに時間と手間と労力を費やす事で得られるものがあるのです。
それは残業の事を考えてどうこうしている人と比べると一年後には雲泥の差が生まれます。
出世という事を考えるなら会社にとって必要な人材になる事が重要です。
その為の努力をどれだけできるか。そして継続して自分を高める事が出来るかが重要になるわけです。
残業代という目先のお金を当てにするよりも出世する為の努力を重ねてより多くのお給料をもらう方が効率的です。
そしてそんな考え方の方が長期的に見て自分の為になる事も間違いありません。
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