
仕事では考え方の違いが多々発生します。それはどちらかがおかしいというものではなく今まで学んできて経験してきた過程が違うからです。
「考え方が違うからあいつとは合わない!」
そう考える場合もあるでしょうが、ここでは考え方の違いを利用して自己成長に繋げる3つの方法を紹介します。
違う意見は変えるより吸収して検討材料にする
考え方が違う人は出てくる意見も変わってきます。
考え方が違う人から出てくる意見は自分の中からは出てこない意見となる事が多いです。
これは客観的に物事をみて判断する良いチャンスとなります。
意見は違っても目的は同じはずです。
仮に目的が違う場合は目的を合わせる事から始めなければなりません。
目的が同じであれば意見の違いはアプローチの違いと言えます。
自分が持っていないアプローチ方法(手法)で目的を達成させようとしているなら検討の余地は十分あります。
むしろ、そこから新しい方法が見つかるかもしれません。
ビジネスにおいて、意見の違いを頭から排除しようとするのはナンセンス。
もっとも現実的かつ効率的な方法を選択し実行できるかが最も重要なのです。
その判断が出来るなら意見の違いなんてたいした問題ではありません。
最高の結果を生み出す為のステップと考えて検討材料の一つにしてしまいましょう。
全ては目的の達成のためだという事を認識しましょう。
そもそも考え方がおかしいと感じる時
仕事の話をしていても全くかみ合わずそもそも考え方がおかしいと感じる事もあります。
この場合、相手に「考え方がおかしい」という事を気付かせる必要があります。
しかし、「あなたの考え方はおかしい!」と言うだけでは意味がありません。
相手の反感を買うだけです。
相手に気付かせるには論理的に説明する必要があります。
そして、考え方自体を否定するのではなく、考え方から出てきた意見を否定するのです。
ここで言う否定は、「違う」という否定ではなくこっちの意見の方が目的に沿っているという比較をするのです。
比較をする事でどの意見を採用すれば目的達成に近づくかが明確になります。
その結果、そもそもの考え方が違うと言う事に気付いてもらうのです。
人は否定される事を嫌います。
特に考え方の否定はその人そのものを否定しているのと近いくらいです。
だから考え方自体の否定は出来る限りしない方が良いのです。
しかし意見の違いは往々にして発生します。
意見の違いは目的が明確であれば優先順位を付けられるのです。
優先順位が付けばその段階で意見の優劣が付きます。
結果、その時においてはどういう考え方がベターであるかが明確になるのです。
考え方は時と場所とタイミングなどで良し悪しが変わってきます。同じ考え方で良い時もあれば悪い時もあります。
現状を見極めてどのような考え方で意見を出すと良いのか、自分の中でコントロールできるようになると考え方で悩まされる事もありません。
考え方は合う合わないよりも知る事が重要
考え方って合う合わないという発想になりがちですが、僕から言わせればより多くの考え方を知る事の方が重要です。
合う、合わないと言ってる内は、自分ベースの考え方なのです。
そもそも仕事の考え方はTPOで変えるのが最適です。その為には状況に応じた考え方を選択できる知識が必要となるのです。
知識を付けるには本を読む事が一番です。
毎週1冊~2冊くらいの本を読むと良いですよ。
本のジャンルは決めずにあらゆるジャンルから読む事をおすすめします。
営業、マーケティング、経済、経営、販促、人脈、心理学など、書きだすとキリが無いですが様々なジャンルを読むようにしましょう。
多くの知識を付ける事でどんな状況でも考え方を選択できるようになります。
そして考え方が違う、おかしいと感じた時に最適な話を相手にする事ができます。
勢いや熱意といったものでは相手もなっとくしません。
しっかりと論理立てて相手が理解できるような説明と違いを共有してあげる事が必要です。
その為にもより多くの知識を付けるようにしましょう。
まとめ
考え方の違いも見方を変えれば自己成長に繋げる事が出来るのです。
会社や組織で仕事をしているうちは考え方の違いなんて毎日発生するくらいですよね。
それを上手く自分のプラスにするには自分の意識と価値観次第なのです。
人の考えを否定するより違いを受け入れて最善の案を用意し仕事に活用していく。
そういうスタンスを持って仕事していくと見える世界がまた変わってきますよ。
そして、いつの間にか常にクールに客観的に物事を見れる力が付いてきます。
これを繰り返し意識していけば仕事に対する姿勢やあなた自身の考え方がどんどん進化していく事でしょう。
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