仕事ができる人はなぜ残業しないのか?

正直、私が働いてきたITベンチャーと言われる業界ではほとんどの人が残業をしています。 それは、ここまでやれば完了!という線引きが無いからです。 計画を立ててスケジュール通りやれば完了の線引きも可能ですが、それが終われば前倒しで仕事を進めるべきなのです。 そんな考え方のもと仕事をしていたら残業なんて日常茶飯事。 ベンチャー企業ではそれが普通なのです。
残業を減らすような工夫や努力は絶対に必要。 それが経営努力と言うものでもあるからです。 そうしなければ会社は成り立ちません。なぜなら従業員が辞めてしまうからです。 ブラック企業と言われるような経営体質になってはいけないのです。
ただし現実は残業をしなければいけない事がほとんどです。 それなのに世の中では仕事のできる人ほど残業をしないと言われます。 これには私自身も少なからず矛盾を感じます。 しかし色々と頭の中で巡らせている中で一つの答えを見つけました。 それは、仕事のできる人ほど残業という言葉を使わないのです。
仕事のできる人は残業がどうとかのレベルの話をしません。 四六時中仕事の事を考えて生活をしています。 電車に揺られながらも、お風呂に入りながらも、布団に入りながらも。 常に仕事の事で頭がいっぱいなのです。
私の友人でもこのような人はいます。 いつでも仕事です。土日も仕事してます(笑) でも残業などの言葉は聞いた事がありません。 働かされているのではなく、働くことが大好きで仕事が大好きなのです。 そりゃあ残業なんて言わないですよね(笑) でも、だからこそ素晴らしい仕事をやってのけるのです。
全ての人がこうだとは思いません。 ごく一部、稀な人だとは思います。 しかし、 『残業代がでない。残業ばっかり。やってられない。』 こんな不満ばかり言う人が良い仕事ができるわけがありません。 残業がどうこう言うまでに死ぬ気で今の仕事で成果を出す。 そういう気持ちで仕事に取り組むと環境を変える事も出来るようになりますよ。
もう一つ、まともな意見を補足するなら、 仕事ができる人だから残業をしないのではない。 今の仕事を無我夢中でやる事で誰よりも良い仕事ができ、それが自身の能力に変わり効率化され残業がなくなるのだ。 最初から仕事のできる人なんていません。 仕事を覚えて実践し、成果をだしコツを覚えて、力の入れどころと力の抜きどころを理解しバランスを取る。 こんな感じで残業せずに仕事をこなしているのではないでしょうか。